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これでどうでしょう?

カイ二乗検定

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カシオの関数電卓,fx-9750GIII

本当に長い間お世話になったカシオの関数電卓,fx-991MS の液晶が一部点灯しなくなり,,使えなくなってしまったので,急いでアマゾンでポチったのが,fx-9750GIIIです。

分数の計算,統計計算,基数変換,論理演算ができる・・・今では大抵の関数電卓だったらどれを買っても大丈夫そうなんですが,今回,そこそこの値段で Python が使える!ということで fx-9750GIII にしてみました。(Python については別の機会に)

お正月に届いたので,早速開けてみたんですが,どうやらこれは海外向けの機種だったみたいです。日本語マニュアルなし・・・。

カイ二乗検定(独立性の検定)

まぁまぁ使う検定なので,スマホ用のStats testerも愛用してます。これは便利,オススメです。

それでも,研究発表聞いてて,「ん?これって有意差あるの?え?検定はどうしたぁ?」と疑問を感じたとき,すぐに計算して確認したいけど,今はちょっとスマホを触りにくいなあ,というときのために,手順をここにメモしておきます。

数字キーの押しやすさとか考えたら,スマホより計算しやすいかもです。

まず,[MENU][2]STAT(統計)モードへ。そこから,[F3]TEST(検定)[F3]CHI(カイ二乗)と進みます。

[F1]GOF は,Goodness-Of-Fit(適合度)のことです。今回は,独立性の検定なので,[F2]2WAYを使います。2-Way Table は,分割表のことです。

次に,Observed(観測度数)の表を決めます。今回は,[F1]Matを押して,B を選びました。Expected(期待度数)の表は,適当に空の表を決めます。今回はMat Cです。

Mat Bに観測度数を入力していきますので,Observed にカーソルを移動して,[F2]を押します。Matrixの画面になるので,Mat Bの行にカーソルを移動し,[F3]DIM を押して,Dimension m×n を入力します。今回は,2x3の表を使用します。

[EXE]を押してDimensionを決定すると,度数の入力画面になります。数字を押して[EXE],を繰り返します。

入力が終わったら,[EXIT]を何回か押して,χ^2 Test の画面に戻ります。そして[Execute]にカーソルを移動して,[F1]CALCを押すと,カイ二乗値,p値と自由度(df)が表示されます。[F6]DRAWを押すと,χ二乗分布のグラフが表示されます。

みなさん,ちゃんと検定しましょう!

私の周辺の研究論文や発表は,残念ながら,統計的な検定をして有意差のありなしをもとに考察したものがほとんどありません。(個人の感想です)

χ二乗検定は,数字の入力もあまり多くないので,手間を惜しまずにちゃんと検定しましょう。そして,科学的な話をしましょう。よろしくお願いします。

電卓画面のスクリーンショット

電卓画面のスクショをPCに保存する方法については,こちらのサイトを参考にさせてもらいました。ほかにもいろいろ有益な情報を発見することができました。ありがとうございました。

fx-9750GIII のマニュアル

日本語のマニュアルが見つからないです。GOFって何?2-Way Tableって何?からのスタートでした。正月休みの正しい時間の使い方ができました。

fx-9750GIIIのχ二乗検定の計算についての公式マニュアルは,こちらの,187ページ付近(英語版)

Update: 2022-01-02

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